2021年3月21日投開票予定の千葉県知事選挙
政見放送内で公開プロポーズをする
顔面白塗り姿で選挙選を戦う
など異色の候補者が乱立する事態となり、ネットでは千葉県知事選挙がヤバいと話題になっています。
そもそも知事選挙への立候補は誰でも簡単にできるものなのでしょうか?
選挙に出馬するためはそれなりにお金がかかるとよく耳にします。
そこで今回は知事選挙に出るための費用はどのくらい必要か調べてみました。

都道府県知事選挙にでるための費用【供託金】とは?
都道府県知事選挙にでるための費用【供託金】って何?

【供託金】とは、選挙立候補者が法律で決められた金額を法務局に預けるお金のことです。
当選を争う意志のない人、売名などを目的とした立候補者の乱立を防ぐための制度と考えられます。
そのため、一定の得票数を満たすことができれば返却されますが、規定の得票数に達しなかった場合や、途中で立候補をとりやめた場合などは全額没収されてしまいます。
都道府県知事選挙にでるための費用【供託金】はいくら?
【供託金】として用意しなければならない金額は、選挙の種類別にその額が決められています。
都道府県知事選挙の場合、【供託金】として必要な額は300万円とです。
選挙の種類 供託金 供託金没収点及び没収額 衆議院小選挙区 300万円 有効投票総数×1/10未満 衆議院比例代表 名簿単独者
600万円重複立候補者
300万円 没収額=供託金−300万円×重複立候補者のうち
小選挙区の当選者数+
600万円×比例代表の当選者数×2参議院比例代表 ※候補者
1名につき600万円没収額=供託金−(600万円×比例代表の当選数×2) 参議院選挙区 300万円 有効投票総数÷議員定数×1/8未満 都道府県知事 300万円 有効投票総数×1/10未満 都道府県議会 60万円 有効投票総数÷議員定数×1/10未満 指定都市の長 240万円 有効投票総数×1/10未満 指定都市議会 50万円 有効投票総数÷議員定数×1/10未満 その他の市区の長 100万円 有効投票総数×1/10未満 その他の市区の議会 30万円 有効投票総数÷議員定数×1/10未満 町村長 50万円 有効投票総数×1/10未満 町村議会 15万円 有効投票総数÷議員定数×1/10未満 出典:https://senkyo-rikkouho.com/rikkouho-hiyou.html
都道府県知事選挙で【供託金】は返還される?条件は何?
【供託金】はいわば選挙に名乗りをあげるためのエントリー料金です。
【供託金】は選挙の当落にかかわらず、一定の票数以上(このボーダーラインを「供託金没取点」と呼びます)を獲得すれば、全額返還されることになっています。
都道府県知事選挙の場合、供託金没収点は有効投票総数×1/10未満と決まっています。
仮に有効得票数が100万人だった場合、選挙で10万以上の得票を獲得すれば、供託金は全額返金されるということになります。
都道府県知事選挙にでるための費用【供託金】まとめ
今回は選挙に出るための費用【供託金】について調べてみました。
やはり都道府県都知事選に出馬する以上、それなりのお金は必要となってくることがわかりました。
実際選挙に出るとなると、供託金以外にも選挙事務所費用や人件費、広告費等まだまだ必要な負担は多くなるようです。
現在、2021年の千葉県知事選挙では8名の立候補者が選挙戦を繰り広げています。
千葉県知事選挙2021、注目の開票日は2021年3月21日です。
強い決意を持って千葉県知事選挙に立候補された皆さんの健闘を見守りましょう!
